避難訓練
国際海事法により、乗客は必ず避難訓練をする義務があります。
各マスターステーションで点呼の後、引き続き緊急時のアラームについての説明や簡単な船内生活の注意事項などをお話しがあります。英語、ドイツ語、フランス語の3ヶ国語で説明が行われますので、時間が長くなります。ライフジャケットを脱いで、長い時間立っているのが困難な方は椅子に座って参加してください。ただし、人数分の椅子がございませんので、譲り合い、またお早めに確保されますよう、おすすめします。
緊急時のサイレンと乗客の行動について
次のサイレンが聞こえたら、乗客は以下のように行動してください。
- 緊急サイレン:短いサイレン7回+長いサイレン1回
- 火災サイレン:長いアラーム
キャビンにいる場合
すぐに着替えて、ライフジャケット、常用薬をもってマスターステーションに向かってください。寒い場合には、暖かい服やブランケットをお持ちください。
キャビン以外の場所にいる場合
キャビンや階下には行かず、そのままマスターステーションに直行してください。十分な数の予備のライフジャケットの用意があります。
マスターステーションでは
同室のパートナーと一緒に、手すりから離れて待機してください。お子様から目を離さないようにしてください。キャビン番号が呼ばれたら、大きな声で「Yes」または「Here」(避難訓練の際、どちらかで返事をするよう指示されます)と挙手しながら答えてください。同室の方がいらっしゃらない場合には、その旨報告してください。サーチチームが探しに行きます。
マスターステーションでは、ライフジャケットを着用し、紐をしっかり締めて待機し、マスターリーダーやオフィサーの指示に従って行動してください。
キャプテンの判断により、救命ボートに乗り換える場合、まずは、指示に従って救命ボート乗船ステーションに移動します。マスターリーダーまたはボートクルーの指示なく、救命ボートへの乗船はしないでください。指示に従い救命ボートに乗船した場合には、奥に詰め、座って待機してください。ご家族は一緒に行動してください。
入水の必要がある場合には、乗組員の指示に従ってください。乗組員は乗客の皆様をしっかりとサポートいたします。